34歳が近い。
私は今、33歳だ。
この書き出しは今井美樹が脳内再生される。
そんなお年頃の女だ。
ちなみに独身で実家住み。
世間様からすればヤバイの極みかもしれない。
さらに言えば男性経験どころか交際経験もない。
男性と2人きりでの食事もなければ、誘われたこともほぼない。
いかにヤバイ女か、お分かりだろう。
意識的に男性を遠ざけていたのもあるし、男性需要もないようなので仕方ないと思う。
まぁ、そんな私自身のヤバイ話は今はひとまず置いておく。
私がアイドル、ジャニーズ事務所のタレントを好きになったのは多分10歳の頃だったと思う。
フジテレビ系列で放送されていた「木曜の怪談」の「怪奇倶楽部」がとても好きで、そこに主演していたタッキーに心惹かれたのが最初だった(と、記憶している)
そこからジャニーズというものを知り、タッキーはJr.でJr.は他にもたくさんいるのだと知った。
ジャニーズはMyojoなどの雑誌に載っているということも知った。
テレビで見るのは興味あったけれど、雑誌にはあまり興味が湧かずほとんど見たことはなかった。
けれどたまたま貸してもらったMyojoを見たとき、20年以上担当として追い続けることになる人が載っていた。
その人は初取材だというのに風邪をひいて、他の初取材Jr.の片隅に別枠で小さく載っていた。
まるで修学旅行を欠席した小学生のように。
相葉雅紀。
たまに少し離れてみたりしながらも、ずっとずっと担当だと言い続けている人。
まさか20年以上、30歳を過ぎても変わらず好きだと思い続けられるとは思わず「いつから好きなの?」という言葉に正直かなり躊躇してしまう。
キモい。
キモすぎるのだ。
20年も同じアイドルを、しかもデビュー前から。
30オーバーの独身女が。
客観的に見てもキモいしヤバイ。
でも好きだから、仕方ない。
心の陽だまりのような存在で、無くなってしまったら辛い。
もう彼を応援するのは人生の一部なのだと思う。
34歳。
結婚しないのか、彼氏はいないのか。
聞かれる機会はまだ減らない。
可愛いのに優しくていい子なのにとフォローしてくれるのは女性か既婚男性で、蚊帳の外に居るからそんなことが言えるのだろうと、卑屈になってしまう。
独身男性からの需要がないことは、もう十分わかっている。
前述した男性経験どころか交際経験もないことは、仲のよい付き合いの長い友人にも未だに言えない。
気付かれているかもしれないが、惨め過ぎて言えない。
分かっていても諦めていても、自分で言葉にして伝えるのは、辛い。
話がまた私自身のことになってしまった。
とりあえず、私の担当は相葉雅紀さんです。
「楽しいから笑うんじゃなくて、笑えば楽しくなるだろう。だから笑う」
悲しいことがたくさんあったから、その考えになったのかなと思うけど。
今日も私は彼の言葉を胸に生きています。